TORIHADA MAKERS
次の核となる事業と人をつくる
井上 晃佑
KOSUKE INOUE
2019年度入社(新卒)
執行役員CRO
心残りがあった就活とTORIHADAとの出会い
井上さんは高校生まではスポーツをされていたと伺っています。大学時代はどんな過ごし方をされていましたか?
小学生から高校までずっとラグビーをやっていました。特に高校は全国を目指せるレベルの強豪校でした。
大学に入ってからは、サークルに所属せず、ゼミもなかったので、スポーツジムでのアルバイトに力を入れてました。
頑張ったら頑張った分だけ、努力が目に見える形で残ることに楽しさを感じていました。また、運動を通してお客さんの幸せを作れることにも非常にやりがいを感じていました。
そのまま就職活動の時期となり、漠然と健康に携わる分野を見ていました。明確にここにいきたい!と思える企業には出会えなかったのですが、やはり人々の健康に関われるという点に惹かれフィットネス業界で急成長している会社に内定承諾しました。
就活を終えてからは、趣味の映像制作活動に割く時間が増えました。
当時、インフルエンサーが観光地を紹介する動画が流行っていて、それに感動し、映像に興味を持ち出したことがきっかけです。
地元福岡で撮影・編集した映像作品を制作したり、友達と北海道からヒッチハイクで日本縦断をして、その映像を配信したりしていました。
就職活動を既に終えている中、TORIHADAとはどのように出会ったのか教えてください。
内定式も終えた12月に、福岡でクラブの映像を撮るから誰か手伝ってくれませんか、という趣旨の投稿をSNSで見かけ、立候補しました。その企画の際に、当時のTORIHADAの社員に会い、会社の話を聞き、一緒に働きたい!と思い、1月に面接を設けてもらいました。東京のオフィスに行き、役員面接の結果、「すぐに来てよ」と言ってもらい、翌週には東京へ引っ越しインターンとして働き始めました。
その選択を、正解にできるかは自分次第
入社当時は映像制作事業が主力事業だったと思いますが、今までどのようなお仕事を担当してきたのか教えてください。
2019年入社当時は、映像制作事業でプロダクションマネージャーとして、品質管理、スケジュール管理、コスト管理を担当しました。映像の中でもCMやMVなどの案件が多かったです。
当時の僕は他社の内定を辞退し、インターン(アルバイト)として働いていました。大学の友人たちが新卒としてそれぞれの企業でイキイキ働いている話を聞いて、自分がTORIHADAへ入社したことが間違っていないと思いつつも、時々不安に駆られることもありました。
これでよかったのか。このままで大丈夫か。何度も考えていたと思います。
そんな僕に対して、当時の社長から「その選択を正解にできるかは自分次第だから、やるしかないよ。」と言われ、とても勇気をもらいました。
当時から周りの社員も優秀な人がとても多かったので、いち早く追いつきたいと思い多くを吸収させていただきました。入社して10ヶ月ほど経ち、正社員登用の話しをもらった時はとても嬉しかったです。
入社から2年半ほど経ち、映像制作事業が撤退のタイミングで、今のディレクションチームに異動しました。
当時は今より人も少なかったのでPR投稿の制作進行以外にも、今となってはフォロワー日本一になった某IPアカウント運用の立ち上げや、某映像配信のサブスクサービスの作品アカウントの立ち上げなども経験させていただきました。
その後、順調に事業も成長し、チームも人が増え、昨年2022年10月からマネージャーを任せてもらっています。
クライアント/クリエイター/TORIHADAがwin-win-winになることがこの事業の肝になる
改めて今のミッション/業務内容を教えてください
僕が所属するディレクションチームは、主にクリエイターとのタイアップ投稿のクリエイティブの制作進行など、営業が受注した案件を実際に進め、納品を終えるまでの部分を担当しています。を担当しています。主力のTikTok以外にもX、Instagram、Youtubeなど幅広い媒体を担当しています。
具体的には、クライアントからヒアリングした今回訴求したいポイントをどのように引き出すかや、クリエイターの色を出すためにどのような映像にするか、バズらせるためのどのような工夫するか、法律や媒体のガイドラインを遵守してるか、などのさまざまなポイントを確認しながら、広告効果を最大化するクリエイティブを納品までサポートします。
クライアント/クリエイター/TORIHADAがwin-win-winになることがこの事業の肝になるため、TORIHADAの価値を作っている部署だと考えています。
現在は、僕を含め7名のメンバーが所属しています。業界/業種未経験で入社したメンバーも多く活躍しており、特に細かい見落としに気づける人や、難しい言葉をわかりやすい言葉に言い換える説明力の高い人ほど活躍しています。
目立った能力がなかったことが大きなコンプレックス
会社のいいところ、強みはなんだと思いますか?
本当に幅広いバックグラウンドの人がいることだと思います。
僕のチームだけでも、アパレル、インテリア、HP制作、テレビ番組制作など多岐にわたる業界出身の人が集まっており、全社的にもかなり幅広い業界の出身者が集まっています。
それぞれ経験を活かした上で新しい学びや成長実感を得られる仕事ができていると思いますし、それぞれもっている力を共有し、会社として吸収することで、自分たちの力にしていく文化も良いところだと思います。
あとは、働いてる人たちがとても好きです。
主語がTORIHADAの人が多く、TORIHADAをどうしていくかという会話を常にできていることが心地いいですね。
素直な人が多く、役員とも距離が近いため、風通しも良いと感じています。
井上さんはどんな人と働きたいですか?
飢えがある人です。
飢えやコンプレックスは大きな原動力になると思っているので、そのエネルギーを仕事にぶつけられる人と働きたいです。
僕自身、この会社に入社してから、周りが優秀な人ばかりであることと比較して、自分は目立った能力がなかったことに大きなコンプレックスを持っていました。
負けたくない、追いつきたいという想いで続けてきた結果、大きく成長できた実感があるので、そのような経験をしたいと思える人と是非一緒に働きたいです。
クリエイターを支えていけるような仕組みを増やしたい
最後に今後の目標を教えてください
まずはTORIHADAを上場させることです。
黎明期から関わってる中で、会社として具体的で大きなステップアップになると感じていますし、僕個人としても、その経験が糧になると思っています。
また、今までの経験を通して、クリエイター活動を頑張りたいけれど、さまざまな理由でやり切ることのできない人や、マネタイズに苦労してる人にたくさん出会ってきました。
今後は、そのようなクリエイターを支えていけるような仕組みを増やしたいと考えており、上場を機に今以上の信頼とキャッシュを得ることができれば、TORIAHDAとしてクリエイターのために取れる手段や選択肢を増やせると思っています。
また、個人的な目標としては、今のディレクションチームで自分にしかできない仕事を無くすことを目指しています。今までは自分がなんとかする、というマインドで仕事に向き合ってきましたが、自分以外の誰が対応しても最高のクリエイティブの納品できるチームに成長させていきたいです。
20代は仕事をめちゃくちゃ頑張り、もっと成長カーブの角度を上げたいと考えているので、いずれ新規事業にも挑戦したい気持ちはあります。
役職にこだわりはないので、マネージャーとしてでも、プレイヤーとしてでも、誰より自分自身が手足を動かすことで、新しい経験をしながら今以上に会社の成長に貢献したいと思います。
− 2023年12月公開
異動の背景について教えてください
※ここから2024年10月のインタビュー
元々はディレクションチームのマネージャーとして、インフルエンサーマーケティングにおける案件の受注後の制作/進行を担当していました。
ディレクションチームはTORIHADAの価値を作っている部署であり非常にやりがいを感じて働いていましたが、マネジメントしてるチームや自分自身の成果が定量的に見えずらいことに危機感を覚えていました。
前回の記事でもお話しした通り20代は仕事をめちゃくちゃ頑張り成長のカーブをあげていきたいと考えていたので、より難易度が高く定量的な数字を成果を目指す部署への異動を卯木(取締役 COO)さんに相談したところ、Mediaチームを立ち上げようと思っているのでやってみないか?とお声がけいただきました。
社会人6年目にして初の収益部門への異動は大きな挑戦ですね。どのようなことを意識して取り組んでいたのか教えてください。
大前提、僕たちの仕事は非常に競合優位性が作りにくい業界だと感じてたので、クオリティにこだわることは当たり前として、どうしたら人として仕事しやすいと評価してもらえるかを意識していました。即レスや資料の見やすさ丁寧さ、クライアントが困っていたら基本は断らず受けるなどは特に意識していました。
改めて現在の井上さんのミッションを教えてください
20名のメンバーにより構成された4つのチームを管掌しています。
一つ目のMediaチームでは、ByteDance様やGoogle様、META様をはじめとする媒体の運営様との連携を強化し、媒体社様の追っているミッションを支援するチームです。
例えば彼らが広告の出稿を増やしたいと考えた際には、弊社でインフルエンサーを活用したクリエイティブを制作するパッケージを作成することで、クライアントが媒体社様の広告をより効果的に活用できるよう支援しています。
2つ目のクリエイティブチームでは、Mediaチームが発注いただいた広告のクリエイティブ制作と、自社アカウントのグロース、アフェリエイト収益の最大化を担っています。
特にアフェリエイト領域では弊社が上場を目指していることもあり、レギュレーションを厳格に守った上で、変わり続けるアルゴリズムに対応し、収益をつくるという難易度の高いミッションではありますが、メンバーの試行錯誤のおかげもあり直近ではチームギネスを更新し続けられる状況まで来ました。
3つ目はAI領域の新規事業です。ここはまだ多くを語ることができないのですが、ディープフェイク技術を活用したIP制作の領域に取り組んでいます。
4つ目もまだ開示できない新規事業なのですが、大きくいうと教育分野での事業を準備しています。
いずれも新規事業になるので、まず定量的な成果を創出し、今後、会社の軸となるような事業に成長させることを目標としています。
今回執行役員に抜擢されたことについては、どのように感じていますか?
今期は絶対にベストマネージャーを取ろうと思って取り組んでいた中、良い結果も出始めていると自分自身でも感じているタイミングだったので、シンプルに嬉しかったです。任せていただいたからには期待以上の成果を絶対に返したいと思いました。
しかし、社内には中途入社した業界でも有数のプロフェッショナルの社員も多くいるので、その中で自分が選ばれたことに対して不安やプレッシャーもありました。
ただ、今回抜擢いただけたことは、僕一人の成果ではなくチームメンバーをはじめ、たくさんの方々に担いでいただいた結果なので、今後もチーム一丸となり会社の成長に貢献していけたらと考えています。
改めて井上さんの今後の目標を教えてください
将来、会社の核となる事業と人をつくる
ことです。
まず、新規事業領域ではありますが、既存事業に負けない数字的な成果を出します。
既存事業も常に成長し続けているので、非常に難易度の高い目標ではありますが優秀なメンバーが集まっているのでチームで大きな成果を出していきたいです。
組織面で言えば、組織が拡大している中で次のマネージャー候補となる人が足りていないと感じているので、そこの育成にも力を入れていけたらと思っています。
そのためにも、個人的には誰よりもカルチャー、特にPhilosophyを体現する人間でいたいと思っています。
井上さんが考えるマネージャーを任せたい人を教えてください
第一にチームの成果に主体的な人です。僕たちが置かれてる環境では、想定外のトラブルも多く計画通りに進むことのほうが少ない状況のため、言われたことやるだけでなく、よりチームの成果を最大化するために自分が何をするべきか考え、動ける人が望ましいと考えています。
その延長として、上司の仕事を奪える貪欲な姿勢も必要だと思います。
特にこれから入社してくる方に伝えたいのは、TORIHADAは広告代理店からクリエイターサービスカンパニーに変化している状況のため、TORIHADAを広告代理店として捉えて入社するとミスマッチに繋がる可能性があります。
マーケティングやSNS、広告だけではなく、クリエイターに纏わる様々なビジネスを伸ばす力が求められ、事業を伸ばす力をつけられる環境だと認識いただきたいです。
また、僕自身もこの1年は卯木さんへのキャリア相談をきっかけにたくさんのチャンスをいただき今がある。引き上げてもらったからこそ、次の世代を引き上げてく使命を全うしていきたいと思っています。