世界初のプロダンスリーグD.LEAGUEで活躍する「dip BATTLES」のファンマーケティング担当である中村氏と、フォロワー250万超えのダンス系TikTokerのginjiro氏をお呼びし、TikTokのアカウント運用代行のきっかけから成功にいたるまでのエピソードをお聞きしました!

dip BATTLES

強さと情熱にあふれるダンスで、人々に夢を与えるチームでありたいという想いが込められ、結成されたdip BATTLES。新時代をつくるをシーズンスローガンに掲げ、現在Dリーグに参戦中!

HP https://www.dip-battles.com/
Instagram https://www.instagram.com/dip_battles/
X(旧Twitter) https://twitter.com/dip_BATTLES

運用代行のきっかけや選定の理由は?

まずはSNSに本腰を入れようと思ったきっかけを教えてください。

きっかけは、我々のパフォーマンスを見て夢や希望を与えたいというdip BATTLESの想いと、D.LEAGUEと共にダンス界を盛り上げていきたいという想いからです。SNSを利用することでこれらの目標に近づけると考えました。

数あるSNSのなかでもTikTokを選んだ理由を教えてください。

TikTokを選んだ理由は、TikTokの特徴であるダンスの部分や、ユーザー層が若年層でdip BATTLESのファン層とも親和性が高く、最も夢や希望をダイレクトに伝えられる層だったからです。

なるほど、SNSの中でもTikTokは親和性が高かったのですね。dip BATTLESさんは元々SNSアカウント代行サービス等を利用せずにアカウントを運用されていましたが、なぜ運用代行を依頼しようと考えたのでしょうか。

フォロワーの伸びに限界を感じていたためプロの視点が必要になったこと、以前からTORIHADAさんとはビジネスでのご縁があったことが理由です。

運用代行を依頼する際に、他の運用会社を何社ほど検討されましたか?

TORIHADAも含め4社ほど検討していました。

その中で弊社に決めていただいた理由を教えてください。

社員の方々にもインフルエンサー経験がある人が多いため流行を正確に捉えられながら実績を伸ばしていたこと影響力の高いインフルエンサーが集まっている会社であったことが理由です。特にdip BATTLESとしては相性の良いginjiroさんが事務所(TORIHADA子会社「PPP STUDIO」)に所属していたことが大きな理由でした。

「ダンスを深く理解しているginjiroさんと撮影できるなら頑張りたい」と意欲的なメンバーも多く、実際に撮影が決定した時はみんなが大喜びでした。

激しい競合争いの中で動画を伸ばし続けたコツとその影響

撮影時や普段の雰囲気はどのような感じでしょうか?

練習の時は真剣な様子で取り組んでいますが、撮影の時は笑顔で楽しんでいます。撮影の時も自らこんな動画を撮ってみてはどうかといった提案をしてくれる、SNSを頑張りたいというメンバーも多くなりました。

撮影開始当時は初対面ということもあり、お互いが少し堅い雰囲気で接し合っていました。それでも撮影を積み重ねていくうちに積極的に動画を撮ろうと和気あいあいとした雰囲気に変わっていきました。

ginjiroさんはダンサーかつインフルエンサーの方なので、メンバーもginjiroさんの発言に耳を傾けようという気持ちになっていました。
今では「今日もginちゃん来るの??」と撮影を待ちきれない様子のメンバーがたくさんいます笑

ginjiroさんのおかげでモチベーション的に高められる部分があったのですね。技術的な側面として再生数を伸ばしつづけたコツがあれば教えてください。

再生数を伸ばし続けたコツはdip BATTLES、ginjiroさん、TORIHADA3者間での協力だと思います。TORIHADAさんからはデータに基づいた定量的な分析、ginjiroさんからは自身のアカウント運用経験とダンス経験による定性的なアドバイスをいただき、それらを加味した上で投稿を続けていくことで着実にフォロワーを伸ばし続けることができました。

「dip BATTLESらしさ」を私含め、dip BATTLESさんとTORIHADAさんでディスカッションしながら発見し続けることが大事だったと私も感じています。
運用代行の初期では、コラボ動画をたくさん出していました。ただ、それを続けていてはdip BATTLESに魅了されるフォロワーは増えにくいと考え、現在はdipBATTLES自体の魅力を発信する形でフォロワーを伸ばしています。

フォロワーの数はもちろん、質にも焦点を当てたのですね。

その通りです。また、私のスタイルをdip  BATTLESさんにそのまま当てはめても「dip BATTLESらしさ」は当然見出せません。やはり当事者のdip BATTLESさん、クリエイターである私、客観的視点を持つTORIHADAさんが協力することでしか辿り着けない「dip BATTLESらしさ」を考えることができました。

そのような「dip BATTLESらしさ」とはどんなところだと思いますか?

オンとオフのギャップです。ステージに立ってパフォーマンスしたり一緒に練習する時(オン)の熱量が今まで出会った誰よりもあると感じていました。一方で撮影の空間(オフ)では年齢的な若々しさを感じました。このメリハリが「dip BATTLESらしさ」だと思います。

たしかに、dip BATTLESはD.LEAGUE史上最年少のディレクターであり、チーム全体の平均年齢も若いです。そうした若々しさはdip BATTLESの1つの魅力だと思います。

TikTokでもかっこいいダンス動画や顔パズルのようなかわいらしい動画もあって「dipらしさ」が伺えますね。
そういった取り組みによってどのような成果が得られましたか?

フォロワーが28倍に増加しました!!アカウント運用代行を任せる前(2023年7月末時点)ではフォロワーが2500人程度でしたが、今ではフォロワーが7万人(2024年2月末時点)に増加して驚きを隠せませんでした。

TikTokアカウントがそこまで成長していたのは驚きです!そのようにしてファンが増えて、何か活動に影響はありましたか?

D.LEAGUEに参加している他チームから認知され、「最近TikTok面白い」と言われるようになりました。また、他チームのX(旧Twitter)のコメント欄にファンの方から、「dip みたいに活発にSNSを使ってくれればいいのに」といった旨のコメントが届くようになったみたいです笑

お互いに良い刺激になりそうですね、ginjiroさんはいかがでしょうか。

D.LEAGUEやdip BATTLESが高校生に認知されていました!私はTikTokのコラボとして高校とコラボすることがあるのですが、「最近TikTokでdip BATTLESにハマってる!」と話してくれる高校生がいて驚かされました!

そうですね、そうした世の中の反応に呼応してメンバーの意識も高まり続けています。今ではメンバーが、練習の休憩時間に動画の撮り溜めを主体的に撮るようになりました!

好循環ができていますね。ginjiroさんと撮影していく中で感じた影響はありますか?

ginjiroさんとの撮影を通してメンバー内の仲が非常に深まりました!!
メンバーの中にはSNSで目立つのが苦手な人もいました。しかし、そんなメンバーが銀次郎さんと撮影するようになってからは、誰よりも積極的に動画の撮影に参加するようになったんです!メンバーすら見たことのない一面を銀次郎さんが引き出してくださって、メンバー同士の仲が深まりました!!
ginjiroさんにはもちろん、数ある選択肢の中から我々と相性の良いクリエイターさんをアサインしてくださったTORIHADAさんにも感謝の気持ちで溢れています。

今後への期待について

成長の真っ只中にいるお二方だと思いますが、今後の目標などはありますでしょうか?

アカウントの目標としてはフォロワー30万人を最速で達成したいです。チームとしては、人々に夢や希望を与えるという目標は依然として変わりません。そのため、dip BATTLESの優勝を達成したいです!
将来的にはダンスを通した社会的な貢献をしたいと考えています。これから小中学生さんにとってダンスが義務教育になっていく中で、ダンスが身近で楽しく、自分を表現できる一つの場であるという認識が広まっていくと考えています。そうした認識によって生まれる夢や希望を、dip BATTLESが支えられるレベルまで成長していきたいです。

SNSでたくさんの方からの認知を取ることは大前提で、「どんな風に認知されるか」という観点も意識し、ダンスのプロとして一流感をアピールしていきたいです。TikTokといえばdip、SNSといえばdip、ダンスといえばdipといった認識を持たれるように磨きをかけていこうと思います。

具体的にどのような手段でその目標を達成しようと考えていますか?

取捨選択をせず、できることすべてにチャレンジしていきたいです。

メンバーの中には「SNSなんて」と思っていた方もいたかもしれませんが、SNSも取捨選択をしない姿勢から始まったチャレンジの一つだと感じました。そうした中村さんの姿勢がメンバーのみなさんにも伝染していっているのかもしれません。

元々はダンス以外のことをすることはダサいと考えているメンバーも少なくありませんでした。しかし、現在ではファッションコーデを披露するアカウントを立ち上げるメンバーもいて、個性を生かした発信に積極的になりました。
そうした発信の中で、メンバー全員が自分に合った道を見つける能力を養っています。ただ、アカウントのアルゴリズムに沿って、自分に必要なジャンルの投稿がおすすめに流れてくるように工夫しろと指導しています笑 

本気なのが伝わってきますね笑 ginjiroさんは具体的にどのような手段で目標を達成しようと考えていますか?

最終的にはTikTokを観るにとどまらず、D.LEAGUEに足を運んでくださるファンを増やしていきたいと考えています。dip BATTLESの魅力はギャップにあると思うので、会場でしか感じられないギャップを体感してもらいたいです。

お二方の素敵な目標にこれからも伴走させてください。本日はありがとうございました。