SNSブランディングとは?成功させるポイントやおすすめのSNSを解説

SNSブランディング

SNSが普及したことによって、SNS上でブランディングを行う企業も増えています。SNSブランディングを成功させられれば、UGCや売り上げの増加にも繋げやすくなります。

しかし、SNSブランディングをするためには様々な施策が必要であり、初めての方には難しいかもしれません。

今回は、SNSブランディングの概要やメリット、成功させるポイントについて解説します。この記事を参考にすれば、SNSブランディングの成功率を高められる可能性が高くなります。

※UGC:User Generated Contentの略称。ユーザーの手によって制作・生成されたコンテンツの総称として用いられる

目次

SNSブランディングとは?

SNSブランディングとは、SNSを活用して自社や自社商材に対して特定のイメージを持ってもらう方法のことです。SNSは誰でも無料で利用できるため、利用者が急増しています。2022年のICT総研の調査によると、日本のSNS利用者数は8,270万人となっており、全体の82%がSNSを利用しています。

引用:2022年度SNS利用動向に関する調査|ICT総研【ICTマーケティング・コンサルティング・市場調査はICT総研】

SNSブランディングに成功できれば、1つの広告塔を確保できます。従来のWEB広告では、ユーザーの検索履歴に基づいて適切な広告を表示させていました。しかし、ユーザーの快適性を妨げることから、広告ではなくSNSブランディングのような手法が好まれ始めています。

SNSブランディングを行うメリット

SNSブランディングを行うメリットは、下記の3つです。

  • 広告コストを削減できる
  • 認知度やリピート率の向上に繋がる
  • UGCが増える可能性が高い

SNSブランディングを行えば、費用面以外にもさまざまなメリットを得られます。また、SNSブランディングは集客にも繋げられるのがメリットです。

広告コストを削減できる

商材を販売するためには、広告コストがかかることがほとんどです。商材販売により売上を出すためには、認知度の向上が非常に重要です。SNSなら無料で利用できるため、広告コストをかけられない企業でも活用できます。特に、起業直後や資金に余裕がない中小企業の方には、積極的にSNSを活用することをおすすめします。

SNSブランディングを通して認知度を高められれば、消費者が指名して購入してくれることもあり、広告コストを大幅に削減可能です。

認知度やリピート率の向上に繋がる

SNSは年代に関わらず、非常に多くの人が利用しています。総務省の調査によると、2020年時点で20歳〜29歳では90.4%がSNSを利用しています。

引用:総務省|令和3年版 情報通信白書|インターネットの利用状況

SNS上でブランディングができれば、認知度向上に繋げられる可能性が高いです。

また、SNS上ではユーザー同士が繋がることによって、拡散力が非常に高くなっています。そのため、一度拡散されれば、多くの人に情報を届けることが可能です。SNSブランディングによって固定ファンを獲得すれば、リピート率の向上にも繋がり売り上げを安定させられます。

UGCが増える可能性が高い

SNSブランディングを行うことで、UGCが増える可能性も高いです。UGCとは、一般ユーザーによって作られたコンテンツのことです。

UGCの具体例としては、Amazonのレビューや個人的なSNSの投稿などが挙げられます。UGCは、商品の購買行動にも大きな影響を与えます。

例えば、ユーザーの79%はUGCに基づいて商材を購入するかどうかを判断していることがわかっています。

引用:Stackla Survey Reveals Disconnect Between the Content Consumers Want & What Marketers Deliver – Nosto

SNSブランディングによってUGCを増やせれば、認知度拡大や売り上げアップなど、様々な面でメリットを得られる可能性が高いです。

SNSブランディングにおすすめのSNS

SNSブランディングにおすすめのSNSは、下記の5つです。

  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook
  • TikTok
  • YouTube

自社でSNSブランディングを検討しているなら、どのSNSが最適かを判断するために特徴を理解しておきましょう。

Twitter

Twitterは、テキストがメインのSNSです。Twitterはリアルタイム性に優れているため、最新の情報をいち早く届けられるのがメリットです。ただし、拡散力が高い分、悪い情報も拡散されやすいため注意しましょう。

Twitterは、ハッシュタグだけでなく、リツイート機能もあるためキャンペーンの参加条件にリツイートを含めるのもおすすめです。

Instagram

Instagramは、画像や動画をメインで投稿できるSNSです。視覚的に訴求しやすいため、アパレルやコスメなどでは高い効果を期待できます。ただ、他のSNSよりも拡散力が低いのがデメリットです。

Instagramでは、アカウント設計が非常に重要であり、ユーザーの情報源となることも多いです。そのため、Instagramを通じて何を伝えたいのかを明確にして運用することが大切です。

Facebook

Facebookは、SNSの中でも唯一実名で利用されることが多いSNSです。実名のためビジネス面で利用されることも多く、ターゲティングをしやすいのがメリットです。しかし、Instagram同様、拡散力が比較的高くはないことを理解しておきましょう。

TikTok

TikTokは、ショートムービーを投稿できるSNSです。10代や20代だけでなく、30代以降の利用率も高まっているため、より多くの人に訴求できます。拡散力が非常に高いため、認知度アップにも効果的です。

しかし、50代や60代などの利用率は低いため、若年層を中心とした訴求がメインとなります。

ショートムービーでは、最初の数秒で興味を惹くことが非常に大切です。また、広告感を出さずユーザーを惹きつけられれば、高い効果を期待できます。

YouTube

YouTubeは、長尺動画などを中心としたSNSです。動画を活用することにより、テキストや画像よりも多くの情報を訴求できます。ただ、YouTube動画の作成には、手間や時間がかかるのがデメリットです。

YouTubeでは、動画作成に時間や手間はかかりますが、クオリティの高いものを投稿すればユーザーへ多くの情報を伝えられるためおすすめです。

さらに、近年では1分未満の動画を投稿できる「YouTube Shorts」も利用できます。YouTube Shortsを活用すれば、ショート動画を活用したアプローチも可能です。ショート動画は、短い動画のため最後まで視聴される可能性も高いだけでなく、作成の手間も少ないため活用してみることをおすすめします。

SNSブランディングを成功させるポイント

SNSブランディングを成功させるポイントは、下記の5つです。

  • ターゲットを明確にする
  • 発信内容に一貫性を持たせる
  • フォロワーキャンペーンを実施する
  • SNS運用代行会社を利用する
  • 他社批判や過激なコンテンツは避ける

SNSブランディングは、1つの施策で成功するわけではありません。様々な角度から施策を行うことで、徐々にSNSブランディングを成功させやすくなります。

ターゲットを明確にする

ターゲット設定を明確にしておかなければ、SNSブランディングを成功させられません。ターゲット設定の際には、おおまかな情報だけを決めるのではなく、より細かな「ペルソナ」を決めましょう。

ターゲットを明確化できていなければ、投稿内容が曖昧になってしまったり伝えたいメッセージが何なのか分かりづらくなったりしてしまいます。

ペルソナを明確化できれば、ターゲットが何を求めているのかやどんなことに興味を示すのかなども明確化しやすくなり、投稿内容を決めやすくなります。

発信内容に一貫性を持たせる

SNSブランディングでは、発信内容に一貫性を持たせることが重要です。様々なターゲットに訴求したくなりがちですが、特定のジャンルに絞った方がターゲットに内容が伝わりやすいです。

いきなり多くのターゲットに訴求しようとすると、どのユーザーにも響かなくなってしまい、SNSブランディングに失敗してしまいます。

また、企業がSNS運用を行う場合、担当者が複数いる場合が多いです。担当者が複数いる場合でも発信内容を統一するために、キャラクターになりきることが大切です。

フォロワーキャンペーンを実施する

フォロワーキャンペーンとは、認知度の拡大やブランディングのために行う施策のことです。例えば、プレゼント企画や割引キャンペーンなどが挙げられます。

フォロワーキャンペーンを行うことで、認知度アップとUGCの獲得を期待できます。UGCが増えることで、さらに認知度も拡大しブランディングもしやすくなります。

フォロワーキャンペーンでは一時的にコストが必要ですが、ユーザーの購買意欲を高められれば費用対効果高くPRが可能です。

SNS運用代行会社を利用する

自社にSNSブランディングのノウハウがない場合も多いです。社内だけでSNSブランディングを行えない場合には、SNS運用代行会社を利用しましょう。SNS運用代行会社によっては、ブランディングから依頼できることもあり、専門的な知識をもとに効果的なSNS運用が依頼可能です。

SNS運用代行会社を検討されている方は、株式会社TORIHADAへご相談ください。株式会社TORIHADAでは、SNS運用だけでなく、PR投稿や広告配信などのご提案が可能です。過去には、ゲーム系のアカウントで運用開始からフォロワーを約10倍にすることに成功しています。

他社批判や過激なコンテンツは避ける

SNSブランディングを行う場合には、他社の批判や過激なコンテンツは絶対に避けましょう。炎上する可能性が高く、悪い意味で拡散されてしまいます。

SNSで炎上してしまうと、企業としての信頼を失ったり批判先から損害賠償請求されたりする恐れがあります。さらに、過激なコンテンツの場合にはSNSの規約違反に触れ、アカウントが停止される可能性も高いです

SNSブランディングでは、ユーザーニーズを満たしつつ、双方にメリットがある形で運用することが大切です。

SNSブランディングは自社のファン作りに最適

SNSブランディングを行うことで、新規顧客以外にも固定ファンの獲得に繋がります。安定的な売り上げを立てるためには、固定ファンの獲得が不可欠です。固定ファンはリピーターとなってくれる可能性が高いため、継続的な商材の購入を期待できます。

「SNSブランディングの方法がわからない」と悩んでいる方は、SNSの運用代行を利用しましょう。SNSの運用代行であれば、株式会社TORIHADAへご相談ください。株式会社TORIHADAでは、TikTokを中心とした広告運用やSNS運用代行を行っています。SNSブランディングだけでなく、運用全体についても相談できるため、今後の運用を効果的に進められる可能性が高いです。

この記事を書いた人

TORIHADA POSTは、TikTok・YouTube・LINE VOOM・InstagramなどのSNSやインフルエンサーマーケティングに関する情報を発信していくサイトです。
SNSの最新情報やインフルエンサーのビジネス活用方法を多様な視点で提供していきます。

若井 映亮
株式会社TORIHADA CEO
【執筆実績】
・『ショートムービー・マーケティングTikTok が変えた打ち手の新常識』出版社:KADOKAWA (2021/12/22)
【メディア出演実績】
・TikTok にハマる理由 優秀なAI がユーザーを魅了する: 日経Biz Gate(2022/2/17)
・今さら聞けない バズる動画完全攻略セミナー:テレビ朝日 NEW ニューヨーク(2021/11/19放送)
・TikTokビジネス活用大全:新R25プレミアム講座

1989年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、サイバーエージェントに入社してアドテク事業の責任者を経験。2017年10月にTORIHADAを取締役として共同創業。2020年4月には、TikTok MCN PPP STUDIOを設立。2023年時点では、総勢700組のショートムービークリエイターを抱える日本最大規模のクリエイター事務所としてクリエイターサポートを行う。自身もフォロワー5万人を超えるクリエイターの1人として、ショートムービー・プラットフォームを活用し、クリエイター目線を持って活動のサポートを行う。2022年12月からTORIHADA POSTの運営を開始。
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