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近年、Instagramで企業アカウントを作成し、商品やサービスの認知度や売上アップを狙う企業が増えてきています。企業アカウントのフォロワーを伸ばしたい場合は、Instagramリールの活用がおすすめです。
本記事では、Instagramリールの基礎知識について詳しく解説します。活用するメリットや作成方法も紹介しているので、Instagramを運用している方はぜひ参考にしてください。
Instagramリールとは?
Instagramリールとは、最長90秒の縦動画を作成・投稿できる機能です。音源やタイマーの調整、ARカメラエフェクト、位置合わせなど、編集機能が充実しています。Instagramリールは、リール専用タブ、発見タブ、プロフィール画面のリールタブ、フィードの4箇所にフルスクリーンで表示されるため、コンテンツによってはユーザーにインパクトを与えられます。
また、投稿者から許可をもらえれば、リミックス機能で他のユーザーとコラボすることも可能です。現在、Instagramリールは最長90秒となっていますが、15分以内の動画はリールとして投稿されるような仕様もテストされており、今後長さが変わる可能性もあります。
Instagramストーリーズとの違い
InstagramリールとInstagramストーリーズは、動画の長さや公開期間、表示される場所などが大きく異なります。
Instagramリール | Instagramストーリーズ | |
動画の長さ | 最長90秒 | 最長60秒 |
公開期間 | 削除されるまで | 24時間 |
表示される場所 | リール専用タブ発見タブプロフィール画面のリールタブフィード | 自分のホーム画面 |
Instagramストーリーズとは、24時間で消える縦型の動画です。最長60秒の動画を投稿可能で、複数のストーリーを投稿するとスライドショーのように表示されます。それに対して、Instagramリールは24時間経っても消えず、最長90秒の動画を投稿できます。
また、Instagramストーリーズはフォローしているユーザーの投稿のみ表示されますが、Instagramリールはフォローの有無関係なくランダムに表示されることも大きな違いです。Instagramストーリーズは「フォロワーとのコミュニケーションツール」、Instagramリールは「より多くの人に自分のコンテンツを知ってもらうためのツール」となります。
YouTubeのショート動画との違い
YouTubeショートとは、最長60秒の縦長動画を投稿・閲覧できるサービスです。Instagramリールは最長90秒なので、投稿できる動画の長さが異なります。また、YouTubeは動画を鑑賞するために利用されますが、Instagramは友達の日常を見たり、新しい情報を得たりなど、利用する動機はさまざまです。
TikTokとの違い
TikTokとは、短尺動画を共有できるSNSです。アプリ起動時にフルスクリーンで動画が表示されますが、Instagramリールではリールタブを開かない限り表示されません。リーチできる層はほとんど同じで、10代〜40代と幅広いです。
しかし、動画に対するアクションやコンテンツへの支出は、TikTokユーザーの方が積極的な傾向があります。特に漫画や音楽への支出が多く、TikTokはヒットコンテンツが生まれやすい場所です。
Instagramリールを投稿する4つのメリット
Instagramリールを投稿するメリットは以下の4つです。
- 画像のみの投稿よりも見てもらいやすい
- フォロワー以外のユーザーにもリーチできる
- アカウントの評価が上がる可能性がある
- 一度動画を作ってしまえば他のSNSにも展開しやすい
動画は画像よりもインパクトを与えやすく、多くの情報を伝えられます。また、Instagramリールはフォロワー以外にも表示されるため、認知度を上げたいときに効果的です。
画像のみの投稿よりも見てもらいやすい
Instagramリールは、フィードやキーワード検索、ハッシュタグ検索、発見タブなどで表示されやすくなっています。また、動画は動きがあるため、画像のみの投稿よりもユーザーの興味を惹けます。
短時間で多くの情報を伝えたいときに効果的で、編集機能を上手く活用すればブランドイメージに合った世界観を分かりやすく表現することも可能です。
フォロワー以外のユーザーにもリーチできる
Instagramリールはフォロワー以外のユーザーにも表示されるため、より多くのユーザーにリーチできます。また、リールタブは独立しており、フォローしていないユーザーの投稿を見るのに抵抗を感じにくいのが魅力です。
動画の視聴時間が長く、エンゲージメントが高ければ、フォロワー数に関係なくリーチ数が伸びる傾向があります。
アカウントの評価が上がる可能性がある
Instagramでは、さまざまな投稿形式を活用することで、アカウントの成長が期待できると明記されています。Instagramリールを投稿するだけでアカウント評価が上がる訳ではありませんが、多様な投稿形式を活用するとブランドを多角的に伝えられます。
また、コンテンツに合わせて適切な投稿形式を選ぶことで、ユーザーからの評価を受けられる可能性が高いです。アカウント評価が上がると、アルゴリズム上でも有利になると考えられます。
一度動画を作ってしまえば他のSNSにも展開しやすい
Instagramリールの動画素材は、TwitterやTikTok、YouTubeショートなどのSNSにも展開が可能です。制作した動画を再利用することで、時間やリソースの節約につながります。他のSNSにも展開すれば、一つのSNSでは難しかったユーザーにもリーチできるようになります。
Instagramリールの作成方法
Instagramリールを作成する際は、以下のステップに沿って進めていきます。
- ①リール作成画面を開く
- ②音源を選ぶ
- ③動画を撮影する
- ④動画を編集する
- ⑤キャプション、カバーを編集する
- ⑥投稿する
事前に方法を把握しておくことで、Instagramリールの作成がスムーズになります。
①リール作成画面を開く
Instagramリールを作成するときは、まずリール作成画面を開きます。リール作成画面を開く方法は以下の通りです。
- プロフィール画面のアイコンをタップする→「リール」を選択する
- プロフィール画面の「+」マークをタップする→「リール」を選択する
- フィード画面を左から右にスワイプする→「リール」を選択する
②音源を選ぶ
音源は、リール作成画面の左側にある音符マークから選択できます。さらに楽曲の中で使いたい部分を選ぶことが可能です。選択できたら、右上の「完了」をタップして完了です。
③動画を撮影する
撮影ボタンをタップすると撮影が始まり、もう一度タップすると終わります。または、長押しでも撮影が可能です。必要に応じて、エフェクトを使用すると良いでしょう。よりインパクトのある動画を作成できます。
④動画を編集する
画面右下の「次へ」をタップし、左下の「クリップを編集」をタップすると、動画の編集が可能です。各動画の長さを調整したり、並び替えたりすることができます。動画を追加して撮影したい場合は、「+」マークをタップします。
⑤キャプション、カバーを編集する
「キャプションを書く…」をタップすると、テキストを入力できます。フィード投稿と同様、テキストだけでなくハッシュタグも活用するのがおすすめです。「カバーを編集」をタップすると、表示画像を編集できます。カバー画像はグリッド画面やリールのトップに表示されるため、非常に重要な部分です。
⑥投稿する
作成したリールを投稿する際は、フィードでもシェアするかどうか選ぶことができます。また、動画と関連のあるユーザーをタグ付けしたり、場所を追加したりすることも可能です。最後に「シェア」を押せば投稿が完了します。
Instagramリールを多くのユーザーに見てもらう5つのコツ
Instagramリールをより多くのユーザーに見てもらうためには、以下のコツを押さえる必要があります。
- 冒頭にインパクトのある映像を取り入れる
- トレンドの楽曲を使う
- テンポの良い動画を作成する
- 新機能を試してみる
- 見られやすい時間帯に投稿する
Instagramリールは、ユーザーの興味を惹けるようなコンテンツにすることが大切です。ターゲットの立場に立ちながら作成することをおすすめします。
冒頭にインパクトのある映像を取り入れる
最後まで動画を視聴してもらうためには、冒頭にインパクトのある映像を取り入れることが重要です。最初にユーザーの心をつかめると、離脱する確率が低くなります。
トレンドの楽曲を使う
トレンドの楽曲を使うと、ユーザーが発見しやすいです。視聴回数も伸びるため、リール投稿でよく使われている楽曲が何か事前に調査しておくことをおすすめします。ただし、プロアカウントでは利用できる楽曲に制限があります。
どうしても使いたい楽曲がある場合は、個人用アカウントやクリエイターアカウントの切り替えを検討すると良いです。
テンポの良い動画を作成する
テンポの良い動画は、ユーザーが離脱しづらくなります。短いカットを繋ぎ合わせたり、動画を早送りにしたりする方法がおすすめです。見ていて飽きないような動画を作成する必要があります。
新機能を試してみる
Instagramリールで活用できる新機能として、リミックス・テンプレート・デュアルの3つが挙げられます。
リミックス | 他のユーザーとコラボできる機能 |
テンプレート | 簡単に質の高いリールを作成できる機能 |
デュアル | コンテンツと自分のリアクションを同時撮影できる機能 |
これらの機能を活用することで、他のリールとの差別化を図れます。
見られやすい時間帯に投稿する
Instagramのアクティブユーザーが多い時間帯に合わせて投稿すると、視聴回数を効率的に伸ばすことができます。Instagramリールが見られやすい時間帯は以下の通りです。
- 平日朝の7〜8時台
- 昼間の12〜13時台
- 夜間の20〜22時台
上記の時間帯に予定がある場合は、予約投稿することも可能です。
Instagramリールを今すぐ活用しよう
今回は、Instagramリールのメリットや作成方法を詳しく解説しました。Instagramリールはフルスクリーンでダイナミックな訴求が可能で、フォロワー以外にも表示されます。そのため、より多くのユーザーに商品やサービスを知ってもらいたいときに効果的です。
しかし、Instagramリールのコンテンツによって、視聴回数は大きく異なります。自社にInstagramのノウハウがない場合は、TORIHADAに依頼するのがおすすめです。戦略立案や運用、効果測定などの業務を一貫してサポートしています。
Instagramの活用を検討している方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。