(以下は、Tech Crunch のGPT-4に関する記事を要約・編集したものであり、元の記事・内容については当社が独自に制作・発信しているものではございません。)
本当にGPT-4に課金する必要あり? GPT-3.5 との大きな違い5選
GPT-4はChatGPTやGPT-3.5といった旧バージョンと何が違うのか?ここではこれら人気システムの最大の違いを5つ紹介する
画像を見て理解できる
「マルチモーダル」つまり、テキスト(文字)だけででなく、画像を見せるとそこから関連情報を探し出すなど、複数モードの情報を理解する。
例1)2枚のシャツの写真を見せ、赤シャツはどちらかという質問に答えている。
例2)リンク先の動画(Be My Eyes Virtual Volunteer)ではドレスの柄を説明、植物を識別、ジムで特定の器具がある場所まで誘導、ラベルを翻訳、レシピを提供、地図を読み取るなど、様々なタスクを実行している。
だまされにくい
GPT-4は、ここ1、2年の間にユーザーがOpenAIに寄越した大量の悪意あるプロンプトに対する耐性を身に着けている。新モデルでは、「事実性、操縦性、ガードレールから外れないこと」において、前モデルよりはるかに優れている。
記憶力が良い
実際にユーザーと会話する際に「頭に入れておける」量でみると、3.5など旧バージョンのGPTがおよそ約8000語(だいたい本の4~5ページ分)なのに対し、GPT-4はおよそ64000語(約50ページ、短編小説一本分)に相当する。
さらに多言語に対応
GPT-4は、イタリア語やウクライナ語、韓国語など26の言語で、数千の選択式問題に高い精度で回答できるため、英語を母国語としない人たちにとって親しみやすいものとなっている。
※人気オンライン言語学習アプリDuolingoはOpenAIの新しいGPT-4テクノロジーによる機能を搭載した新しい「Max」サブスクリプションの導入を発表している。(月額$ 29.99または年額$167.99)
さまざまな “個性”をもつ
GPT-4はより操縦性に優れており、「言葉遣い、トーン、スタイル」をニーズに合わせて変更できるようになった。
例えば「哲学者」や「シェイクスピア」など様々なモードに設定、GPTと会話を楽しむことが出来る。
今後ユーザーによる試用が進むにつれ、さらに多くのことが分かってくるだろう。
GPT-4は、OpenAIの有料サービスChatGPT Plusで提供されており、開発者向けのAPIで間もなく利用できるようになる。おそらくすぐに無料デモが開始されると予想される。