(以下は、TechCrunchおよびAxiosのCharacter.ai に関する記事を翻訳編集したものであり、元の記事・内容について当社が独自に制作・発信しているものではございません。)
モバイルアプリ登場
ChatGPTモバイルアプリが最初の6日間で50万ダウンロード突破など、消費者向けAIモバイルアプリの需要が高まっている。
そんななか、a16zが支援するチャットボットのスタートアップCharacter.aiモバイルが最初の1週間で170万インストールを突破した。(現在は少し落ち着き、iOSアプリは米国で13位)
同社は今年初めにシリーズAで1億5000万ドルという巨額の資金調達を発表、従業員30人未満ながら、10億ドルの評価額を確保している。
明確な個性を持つカスタマイズ可能なAIコンパニオンを提供しており、また、ユーザーが独自のキャラクターを作成することもできる。
Character.aiモバイルは専用のマーケティング予算なしでローンチ、ダウンロードの99%がオーガニックであったとのこと。
また同社は、プレミアムサービス「c.ai+」を開始した(価格9.99ドル)。
また。AIモデルの構築とトレーニングのため、Google Cloudとの戦略的提携を発表している。
Character.aiの特徴
創業者がGoogle出身
現在AppストアにはこういったAI生成アプリが数多く登場しているが、このアプリの特徴は何といっても創業者といえるだろう。同社は以前Googleで研究者チームを率いていたAI専門家、ノーム・シャゼールとダニエル・デ・フレイタスによって作成された。彼らは、GoogleのAIへの取り組みが遅いことに不満を持ち、独自のLLM(大規模言語モデル)を構築するためにGoogleを退職した。
ChatGPTとの違い
Character.aiは、ChatGPTと同じような作業を、ロールプレイの中で行う。つまり、マドンナのようなスタイルであなたに話しかけたり、イーロン・マスクに命令したりできる。
また、ChatGPTとは異なり、character.aiのユーザーベースはモバイルユーザーに大きく偏っている。
キャラクターが豊富
このサービスでは、ChatGPTのようにオープンなインターネットからかき集めたデータをもとに、1000万人以上のキャラクター(生死を問わずあらゆる人物の架空のバージョン)と会話できる。
ビリー・アイリッシュからトランプ元大統領、ナポレオン・ボナパルトまで、様々なキャラクターが登場し、チャットを楽しめる。ユーモラスな会話に徹するもよし、キャラクターを討論の相手として使うもよし、イーロン・マスクをアシスタントにして、仕事のメールの原稿を「彼」に書いてもらうもよし。
ただし、キャラクターとロマンチックな関係やエロティックな関係を築くことはできないのでご注意。
平均滞在時間が長い
また、ユーザーのエンゲージメント率及びリピート率が高いのも特徴。平均利用時間、月間利用者数の伸び率ともにChatGPTを上回っており、特に滞在時間はInstagramなどのソーシャルネットワークと同程度の29分以上を記録している。
プレミアム版が登場
月額9.99ドルのc.ai+プレミアムサービスも登場している。同サービスの詳細や加入者数については確認中である。
出所:TechCrunch/ Character.AI, the a16z-backed chatbot startup, tops 1.7M installs in first week,