ソーシャルメディアにおける生成AIコンテンツの有用性

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(以下は、SocialMediaTodayのに関する記事を翻訳・要約編集したものであり、元の記事・内容について当社が独自に制作・発信しているものではございません。)

生成AIはあらゆる業界でトレンドとなっており、様々なテクノロジー関連の企業がその波に乗ろうとしている。

しかし、私は現在の生成AIがつくりだしたものがソーシャルメディアの文脈で有益なのか、役立つのか、またそもそも面白いのか確信を持てないままでいる。

本記事ではソーシャルメディアにおける生成AIコンテンツの有用性について、Metaを中心に検討する。

目次

検索タブのAI

例えば、MetaはFacebook、Instagram、WhatsApp、Messengerで最新のAIチャットボットを追加した。

上記アプリのいずれかで検索をしようとすると、ほかにもあなたが興味を持つかもしれない「Helpful(役立つ)」提案が表示されるようになった。

例えば(これらは実際の例である):

  • フードトラックのビジネスプランの作成
  • 犬の手入れに関する5つのヒント
  • イチゴのショートケーキのレシピ
  • キャンプのパッキングリスト

これらは今筆者が確認した際にInstagramから送られてきた提案であり、これらのいずれにも全く興味がない。

正しいターゲティングが行われていないため筆者の興味に合わせた個別化がされておらず、最初の提案などニッチすぎてなぜ表示されているかすら分からない。

そもそも、検索したい内容がないのに検索タブにアクセスする人はいるのだろうか?

なぜ、何かを検索したいと思っているユーザーにこれらの提案が表示されるのだろうか?

これはユーザー行動の進化として予想されるものだろうか?

何もすることがないユーザーが検索タブに移動し、興味のあるトピックが表示されることを期待するだろうか?

それはすでに「Explore(発見)」タブが行っていることではないだろうか?—————

どちらにせよこれはかなり古臭い方法で、AIアシスタントを無理やり機能に押し込むための、誰も求めていない機能に思える。

画像生成AI

しかし、これはMetaの新しいAIアシスタントの拡張機能を考慮する前の話だ。

今やこのアシスタントは、インストリームで画像を生成することもでき、そのためのプロンプト提案も表示される。

例えば:

  • オーケストラを想像して
  • ドラゴンを想像して
  • ネオンのカエルを想像して
  • 動物たちがブランチを他の視点でいるのを想像して

・・・なぜだろう?なぜこれらのプロンプトが存在するのだろう?

誰が何も考えずにアプリをスクロールして「ネオンのカエル、それいいね、見てみようかな?」と誰が考えるのだろうか?

これらのプロンプト提案は価値のないように思える。画像生成以前の話だ。

例えば、先週MetaのFacebookページは、「映画マッシュアップチャレンジ」というAI生成の写真を共有し、その画像生成ツールの楽しさを紹介している。

これはなんの提案だろうか?

マペットたちが恐怖の老人の周りにいる画像が、これらのツールの利用を促進するだろうか?

また次の画像はどうだろうか。

このようなリアルとフェイクの組み合わせは明らかにAIによって生成されたものであるため、人を不快にさせることがある。

安価なウェブサイトやメディアがAIの使用を拡大するにつれて、ますますその傾向が強まっている。

生成AIの技術的変革


確かに、AI生成に関してはまだ比較的初期の段階で、これらのシステムがこのように優れた画像を生成できること自体が驚くべき技術的な成果だ。

そして、今後ますます向上するだろう。

例えば今週、インディーバンド「Washed Out」はOpenAIのSoraを使用して、AIのみで生成されたビデオクリップをリリースした最初のバンドとなった。

これは一年前には考えられないプロジェクトだった。しかし、やはり奇妙なキャラクターや変わりゆく体形の人々には不安を覚える

これらのツールはこれからますます向上し、デジタル領域全体でAIを使用する新たな方法が出てくるだろう。

しかし依然として問題は残る。

これらのツールは実際に「社会的」であり、共有された経験を通じて人々をつなぐことを目的としたプラットフォーム=ソーシャルメディアに適しているのだろうか?

Facebookは現在このようなAI画像で溢れており、ユーザーがエンゲージメントのフィッシングをしている。

多くの画像は明らかにフェイクであるにもかかわらず、何千、何百万ものエンゲージメントを生み出しているのだ。

確かにこの文脈では「明らか」という言葉は相対的である。

一部のFacebookユーザーはデジタルリテラシーが低く、どんな画像にでもいいねをタップしてしまう。

実際にこの画像を投稿したわけではないが、Metaは自社のAIツールをインストリームに組み込むことで、これらの類の詐欺を促進しているようにも思える。

Metaは、AIコンテンツを検出するための新しいルールを追加した。

上記の画像を見ると、左下にMeta AIのウォーターマークがある。

ただ、これはかなり簡単に回避できるものでもあり、アプリ内でこのオプションを提供することが実際にどの程度の利益をもたらしているかは不明だ。

少なくともそのマイナスを上回るレベルにはないのではないかと思われる。

まとめ

要するに、筆者はまだソーシャルメディアにおけるAIのキラーユースケースを見つけたとは思っていない。

改善されたアルゴリズムや会話型検索のような領域を除けば、それが存在するかどうかも分からない。

しかし、どのプラットフォームもAIが変革的な要素になる可能性に備えて、とにかくAIのトレンドに乗り出しているのだ。

出所:https://www.socialmediatoday.com/news/does-generative-ai-content-place-social-media/715293/

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