OK、流行りの動画が皆同じ始まり方をする理由を教えよう

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(以下は、Bustleのショートムービーに関する記事を翻訳・要約編集したものであり、元の記事・内容について当社が独自に制作・発信しているものではございません。)

私のスクリーンタイムの半分は、メイクアップ・ルーティンや、妙に満足感のあるASMR、そしてお弁当作りのチュートリアルに費やされている(私は未婚で子供もいない)。

しかし、何よりも好きなのはなんでもない、クリエイターが話しているだけの動画だ。

このような動画を見ていると、誰かの面白いゴシップに介入しているような気分になり、しかも何の責任も感じることなく楽しめる。

これらの動画は、私のスクロールを止める価値のあるお話の時間だとどうすればわかるのだろう?

それは、カメラの揺れリップグロス、または「OK, so (OK、それでは)」というおなじみのフレーズで始まるかどうかだ。

特に「OK, so」は、今や私のFYP(おすすめページ)を席巻している。

Image Credit: bustle.com

ショート動画の視聴を続けるには、動画の最初の数秒で興味をそそる何かが必要だ。

特にZ世代にとっては、最初の8秒が重要となる。

最近では、視聴者の注意を引くために「OK, so」というフィラーフレーズでクリップを始めるクリエイターも多くいる。

ほとんどの場合は、無意識のうちにやっているのだろう。

しかし、このようなこと初めてではなく、これは以前からオンラインでよく使われているクリエイターのイントロの手法だ。

計算された”カジュアルさ”

TikTokで知らず知らずのうちに「OK, so」が目立つようになる前は、視聴者を引き込むためにもっと分かりやすいイントロが使われていた。

その一つが、Z世代に愛されている「GenZ shake(Z世代シェイク)」だ。

視聴者は、この意図的な戦略に気づき始めている。

これは、ユーザーがスマートフォンをテーブルなどに置く前に録画ボタンを押すことで、動画が揺れながら始まる。

この揺れによって伝えたいことが非常に重要であるため、スマートフォンをしっかりと立てる時間さえないように見せかけているのだ。

@ginagaleoto

I’m curious who we’ve got in the community!: which generation are you?⬇️ I’m a millennial (as if that wasn’t obvious🤪) #genzshake #genzvsmillenial #genztiktok #tiktokpsychology #tiktokpsychologytips #tiktokstrategies #tiktokstrategiesthatwork #contentcreationtips #socialmediapsychology

♬ original sound – Gina Galeoto

同様に、「lipgloss tactic(リップグロス戦術)」もまた、視聴者の興味を引くためのバイラル動画のイントロとして人気だ。

カメラに向かって話しながらリップグロスを塗ることで、重要な内容が始まる前に視覚的に興味を引く。

@eloisedufka

it’s time to up yo standards 📈

♬ original sound – Eloise Dufka

公認心理学者のミシー・レノ博士(Ph.D., LP)は以前Bustleに対し、「クリエイターがリップグロスを塗る行為は、視聴者にとって安全で親しみやすいことを示しており、同じ鏡を使って友達とおしゃべりしながらメイクをしているような感覚をバーチャルで与えている」、と話した。

この親しみやすさがユーザーを引きつけ続ける要因となる。

「OK, so」といった一般的なフレーズを使うのも、おそらく同じことだろう。

潜在意識の戦略

もちろん、このフレーズはTikTok特有のものではない。

言語学の専門家であり、TikTokで@etymologynerdとして活動するアダム・アレクシックは、「OK, so(OK、それでは)」というフレーズは、

「No, because(いや、だって)」「I mean(つまり)」「Right, well…(そうだね、まあ…)」

などのフレーズと同様に、思考が続くことを聞き手に知らせる合図であるディスコースマーカーであると説明している。

これらの言葉自体が視聴者に「これから何かが語られる」という合図を送っているのだ。

これらの一見無意識的なビデオ・イントロの共通点は、視聴者をスクロールの途中で止めることができること以外に、2021年に確認され、それ以来 ”cheugy (時代遅れ)”という恐ろしいスタンプを押された「ミレニアル・ポーズ」に対する簡単なアンチテーゼであることだ。

@thebadluckbuddha

it’s so stupid, but the #millenialpause is literally just not knowing or trusting the video started. I hate it here, probably still going to pause tho. #millenials #millenialtiktok #trustthetech #tiktoktips #tiktok101 #notthatold #todayilearned

♬ original sound – Thebadluckbuddha

動画の冒頭の短いポーズ(一時停止)は、ミレニアル世代を見分ける簡単な方法だ。

このポーズは、この世代がカメラに向かって率話すという新しいフロンティアに参加することに少し気まずさを感じている結果だと思われる。

現在、TikTokのようなオンラインスペースを支配し、一度はミレニアル世代を時代遅れとして排斥したZ世代のユーザーたちは、静寂を埋めるために何でもするようになっている。

意図的に(ディオールのリップオイルを塗る)かそうでないか(「OK, so」と言う)にかかわらず、だ。

Z世代にとって率直なコンテンツが最重要だが、オンラインライフサイクルの避けられない流れを止めることはできない。

ニューヨーク・タイムズによれば、2023年はミレニアル世代がインターネットを卒業した年だった。

Z世代が年を重ねるにつれ、トレンドセッターやテイストメーカーとして知られるこの世代もα世代のミームが人気を博す中で取り残されるようになってきている。

Z世代のユーザーたちは、意図的にかそうでないかにかかわらず、視聴者を引きつけるために必要なことを何でもしている。

一度リップグロスの塗り方、Z世代シェイク、または「OK, so」というフレーズに気づくと、そこら中で目に付くようになる。

オンラインで普及するものは、必然的に陳腐になり、時には恥ずかしいものにもなっていく。

次にその道を歩むのはZ世代なのかもしれない。

出所:https://www.bustle.com/life/ok-so-millennial-pause-gen-z-shake-lip-gloss-tactic-tiktok

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