(以下は、Tech Crunch のChatGPT APIに関する記事を要約・編集したものであり、元の記事・内容については当社が独自に制作・発信しているものではございません。)
OpenAI、ChatGPTのAPIを提供開始、さらに企業顧客向けに専用容量も用意
サンフランシスコに拠点を置くOpenAIが開発した無料のテキスト生成AI「ChatGPT」は、昨年12月時点で月間アクティブユーザー数(MAU)は推定1億人を突破。主要メディアの注目を集め、世には多くのミームが出回っており、AmazonのKindleストアでは何百もの電子書籍の執筆に利用され、学術論文の共同執筆者としても登録されている。
OpenAIは、このプラットフォームを収益化するため、プレミアムサービス「ChatGPT Plus」と、企業が自社のアプリ、ウェブサイト、製品、サービスにchatGPT技術を組見込めるようにするためのAPIを発表した。
このAPIは、ChatGPTと同じAIモデルを搭載、初期導入企業には、Snap(Snapchatの親会社)、Quizlet(クイズレット)、Instacart(インスタカート)、Shopify(ショピファイ)などが名を連ねる。
価格は1,000トークンあたり0.002ドル(約750語)。
かつてChatGPTの費用が1チャットあたり数セントと見積もられていたのと比べ、大幅にコストが抑えられたのがわかる。
初期導入企業での利用例は以下のとおり。
- Snap:Snapchat+加入者向けチャットボット「My AI」のサポート
- Quizlet:バーチャル家庭教師機能「Q-Chat」のサポート
- Shopify:買い物を勧めるパーソナライズアシスタントを構築
- インスタカート:有料サービス「Ask Instacart」を作成(食べ物について質問すると小売りパートナーからの製品データに基づき、購入可能な商品を表示する、など)
インスタカートのAIシステムは、ChatGPTとの統合により、予算、健康と栄養、味の好み、季節、料理の腕前、調理時間、レシピのアイデアなどといった様々な要素が絡む精神的負担を一気に引き受けてくれるようになる。
本日発表した専用容量プランでは、OpenAIを実行するための容量割り当てに対して料金を支払う。顧客は最大16kのコンテキストウィンドウを持つgpt-3.5-turboモデル、つまり、標準モデルの4倍のトークンを取り込むことが出来る。
同社会長兼共同創業者のブロックマン氏は、いずれは同じようなものをオンデマンドで提供できるようになるが、一般公開は、すぐには実現しそうにないと語った。
出所:Tech Crunch : OpenAI launches an API for ChatGPT, plus dedicated capacity for enterprise customers
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