(以下は、Social Media TodayのSNSに関する記事を翻訳・要約編集したものであり、元の記事・内容について当社が独自に制作・発信しているものではございません。)
・ブランド投稿のオーガニックエンゲージメントは減少している
・ソーシャルメディアごとに投稿頻度にばらつき
・TikTokが依然としてチャートトップ
最近のソーシャルメディアのリファラルの変動は、ほとんどの業界で下降傾向にある。
実際にコンテンツがどれだけ効果的に機能しているのか。
あなたが見ているエンゲージメントの減少は失敗なのか、それともプラットフォームがリーチとエンゲージメントを減少させた結果なのか。
正確な評価が難しい状況だ。
Rival IQの最新のソーシャルメディアベンチマークレポートは、これに関する最新情報を提供するのに役立つだろう。
このレポートは、Facebook、Instagram、TikTok、Twitterにおける500万件以上の投稿、100億件以上の「いいね!」、コメント、お気に入り登録に基づいている。
各業界のブランドが主要なアプリ全体で見ているエンゲージメント率に関する洞察が得られる。
このレポートには業界別の詳細な分析も含まれており、より具体的な洞察が得られる。
本記事ではトップラインの数字を見てみよう。フルレポートはこちらから。
まずはFacebookから見ていこう。
データによれば、全業種のエンゲージメントの中央値は 0.063%だ。これは昨年の0.060%よりわずかに上昇している。
このチャートから分かるように、スポーツ関連のエンゲージメントが平均値を引き上げている。
同様にインフルエンサー、高等教育、およびアルコールブランドも、アプリ内で相対的に高いエンゲージメントを維持している。
しかし、高いパフォーマンスをみせるブランドでも、彼らの投稿にエンゲージするオーディエンスの割合はごくわずかである。これはおそらく、ほとんどの人がソーシャルアプリに関与しないだけで、リーチがより良い測定基準であることを示している。
これはつまり、これまで言われてきたよりもソーシャルメディアはマーケティングツールとしての効果が低いということだろうか?
ブランドの認知度やそれに続く間接的なアクションから判断すると、まだ努力の余地があることを示唆しているだろう。
しかし、実際にソーシャルアプリに積極的に参加しようとする人が減り、代わりにコンテンツを消費することだけを好むようになっている。
相対的なパフォーマンスを追跡するためには、実際の売上やメール登録など、他の指標を中心にKPIを再調整する必要があるかもしれない。
一方、Instagram全体のエンゲージメント率は2023年の0.47%からわずかに低下し、0.43%になった。
実際、Instagramのエンゲージメント率はここ数年間着実に減少しており、同レポートによれば、2021年の平均エンゲージメント率はなんと0.98%だった。
全体的なエンゲージメントの割合はまだ小さいが、実際にはここ数年で半分以上に減少している。
競争の激化や、ユーザートレンドがMetaのAIベースのおすすめコンテンツを中心に変化したことで、ブランドのアップデートを見たり、直接ブランドと交流したりする人が減っているといえる。
Twitter(X)
Rival IQもまた、「X」とは絶対に呼ばないスタンスのようで、「Twitter」の平均エンゲージメント率は0.029%と報告されている。
Twitterとして知られていたこのプラットフォームは、リファラルトラフィックの大きな原動力となることはなく、今年の平均エンゲージメント率は昨年の0.035%から低下した。
実際、Xのオーナーであるイーロン・マスクはリファラルトラフィックの支援には全く興味がないと明言していることも考えると、予想していたほどの悪化ではない。
しかし、これもまた全体のエンゲージメント率低下の一端を担っている。
TikTok
そして最後にTikTokである。
Rival IQのデータによると、TikTokのブランドエンゲージメントは大幅に低下している。
TikTokの昨年の平均エンゲージメント率は1クリップあたり5.69%であったため、TikTokのリファラルは一年間で平均して半分以上に減少している。
しかし同時に、このアプリにおけるブランドのエンゲージメントは、他のプラットフォームよりもまだかなり高いままだ。
TikTokの利用行動が変化し、アルゴリズムが異なるコンテンツに再調整されるにつれて(また、より多くのブランドがアプリに投稿するようになるにつれて)、ブランドは地盤を失ったかもしれない。
しかし、それでも正しい方法で投稿ができるブランドにとっては、リーチとエンゲージメントの大きなチャンスがまだ残っている。
まとめ
Rival IQのレポートでは、ブランドのエンゲージメントについて興味深い情報を提供しており、すべての主要アプリで期待されることがわかる。
しかし、実際の結果は各アプリにおけるオーディエンスの理解と、それに基づいてどのようにアクションを起こすかによって決まるだろう。ほとんどのブランドが相対的に昨年より低いエンゲージメントを出しているという事実も慰めにはなるだろう。
これはつまり、人々がブランドコンテンツに興味はないということだろうか?
それとも、ブランドがオーディエンスとのつながりをうまく築けていないということだろうか?
どちらなのかはあなた次第だ。