（以下は、tech.coのChatGPTの上位代替AIに関する記事を要約・編集したものであり、元の記事・内容については当社が独自に制作・発信しているものではございません。）

厳選！ChatGPT代替おすすめ6選（2023年版）

ChatGPTが世の中を席巻している。昨年11月のリリース以来、1億人以上が登録したと言われており、ソーシャルメディア上にはChatGPTとの楽しいやり取りのスクリーンショットが溢れている。

しかし、ChatGPTはフル稼働していることが多く、繋がりにくい。
さらに生みの親OpenAIに出資したMicrosoftは、この技術を新しいMicrosoft Teams Premiumに追加するなど、すでに商品化の道を探っているため、無料で使える期間はそう長くはなさそうだ。
そのため、AI活用を検討する企業は既にChatGPTに代わるツールを探し求めている。

ここでは現在市場に出ている代替ツールの中でもっとも高性能と思われるChatsonicなど６つの上位代替ツールについて解説する。どれもChatGPTとよく似ていて、今すぐにでも使えるものばかりだ。

2023年2月現在、GoogleのBard AIはリリース前でMicrosoft Bing with ChatGPTも同様限定的なプレビューしか利用できない状態だ。現状、ChatGPTは、2021年以降に起こった出来事について正しく説明できないという欠点を持つ。その点を踏まえ、ご紹介しよう。

ChatSonic

•  価格：無料
• セットアップ：アカウントが必要（Eメールとパスワード）
• 長所：リアルタイムの正確な回答、画像作成機能

ChatSonicは、AIコンテンツ生成プラットフォームWriteSonicによって作成されたチャットボットで、現在利用可能なChatGPT AI代替品の中で最も便利なものの1つだ。そして、使用料無料。
ChatSonicはChatGPTを動かすのと同じ技術の上に構築されており、下の画像からわかるように、そのインターフェースはライバルのそれと比べても遜色ない。

一般的なAIチャットボットとして機能するほか、哲学者、占い師、コメディアンなど、ChatGPTにはない様々なペルソナの設定が可能。
更に、ChatSonicでは無料で月100枚のAI画像が作成できる。

ChatSonicはインターネットに接続しているので、ChatGPTが知らない2021年以降の出来事についても、リアルタイムで最新の情報を提供できる。

OpenAI Playground

• 価格：無料
• セットアップ：Open AIアカウントが必要（Eメールとパスワード）
• 長所：カスタマイズしやすい

ChatGPTには入れないがまだ代替ツールは使いたくない、という場合は、OpenAIの「プレイグラウンド」ツールを試しても良いだろう。このAIは、表面上はChatGPTと非常によく似ており同じツールの実験的なバージョンにすぎないが、オリジナルよりも長く公開されているのでより詳細な情報が得られる。さらに、カスタマイズもしやすく、質問をする前に使用言語モデルの選択ができる。

OpenAI Playgroundのユーザーインターフェースは、ChatGPTほど単純ではないので、少し使いにくいと感じるかもしれないが、複雑な議題にもすらすらと回答してくれる。
ただし、ChatGPT同様2021年以降の出来事に関する問い合わせには苦戦しているようだ。

YouChat

• 価格：無料
• セットアップ：該当なし、すぐに使える
• 長所：チャットボット＆検索エンジンのコンボ

YouChatは、AIチャットボットと検索アシスタントで、ChatGPTと同様の回答を提供するとともに、入力したクエリに関連するウェブサイトのリンクを表示する。
ChatSonicやChatGPTと異なり、アカウントを作る必要がなく、サイトへアクセスすればすぐに使い始めることができる。ただし、引き続き会話を継続したい場合にはアカウントを作る必要がある。

YouChatは、ChatGPT同様、インターネット上の複雑な情報を凝縮し、効率的かつ迅速に情報を探すのに適している。ChatGPTと異なるのは、人間が書いた記事も表示される点であり、人と機械の両方の長所を生かすことができる。

検索バーに入力したクエリに返信しないことが過去に二回ほどあったが、2022年12月からは完全に稼働しているようだ。今後のさらなる機能向上に期待したい。

Perplexity AI

• 価格：無料
• セットアップ：該当なし、すぐに使える
• 長所：回答のソースを表示

Perplexityは、検索エンジンに非常によく似た機能を備えている。しかし、Googleのようにリストを提供するだけでなく、上位のウェブ結果から情報を組み合わせて回答する。ここにリストアップした他のAIチャットボットほど大規模なプロジェクトではない。たった8人の小さなチームが運営しているとは思えないほど、素晴らしい性能を持つ。

Perplexityの特徴は、回答の作成に使用したソースをきちんと表示するため、それが正当で信頼できるものかどうかを判断できる。
これはChatGPTにはない機能で、誤報に悩まされる世の中にあっては、非常に優れた機能といえる。
ChatSonicにもこの機能はあるが、Perplexityのように毎回出典を引用しているわけではない。

使用時に、すべての回答の下に関連クエリのリストが表示されるのも素晴らしい。提案されたクエリに対する回答は、1回クリックするだけで即座に生成できる。

ただし、Perplexityは、他の代替より回答生成に少し時間がかかるのが難点。様々な要因（サイトのトラフィックからテスターのインターネット接続まで）があるのだろうが。

Character AI

• 価格：無料
• セットアップ：該当なし、すぐに使える
• 長所：娯楽性が高い

Character AIは、その名の通り、映画やテレビ番組の人気キャラクター、公人や有名人の人工的なシミュレーションと会話することができる人工知能プログラムだ。

この特長は、自分だけのキャラクターボットを簡単に作ることができることだ。チャットボットに何をさせたいかを考え、いくつかのパラメータを設定すると、膨大な文献や文章に目を通し、ユーザーが意図したAIボットになってくれる。

ただし欠点もある。スーパーマリオとイーロン・マスクで試したところ、「それっぽい」ような、でも「それらしくない」ような感じなのだ。

また、回答はChatGPTほど一貫して正確でも役に立つ感じでもない。ちょっと楽しむための新商品的なツールという感じと、いえば良いだろうか。楽しさ最優先ならば、こちらをお勧めするが。

Jasper Chat

• 価格：5日間の無料トライアル、以降月額29ドル（スタータープラン）
• セットアップ：アカウントが必要 + 簡単な質問に対する回答
• 長所：コンテンツ生成

Jasper Chatは、広告・マーケティング事業者向けのオンラインコンテンツ制作支援ツールである。他のChatGPTの代替品よりもはるかにビジネスに特化した、事実上AIコンテンツ生成ロボットだ。広告の作成、ソーシャルメディア投稿のキャプションの作成、ビデオスクリプトの作成など、様々なことができる。

Jasper Chatは、過去のクエリ、会話、インターフェースに入力したプロンプトを記憶し、ChatGPTにはない回答を提供できる。ただし、2021年以降の出来事に関する情報は苦手という点では、ChatGPTと同じだ。

Jasperは月額29ドルのスタータープランがあるが、月額49ドルのプランになると5万語を生成、パッケージには合成＆コマンド機能およびGoogle docsスタイルのエディタなどの機能が含まれている。

ChatGPTの代替を探すべき理由

ChatGPTは、個人とビジネスにとって素晴らしいリソースだが、あらゆる種類のソフトウェアと同様に、どんなに便利なツールにも欠点はあるものだ。

• 容量不足：その人気の高さゆえ、訪問者が多すぎてアクセスしづらくなることが多い。
• 2021年以降の事象に関する知識が乏しい：2021年以降の事象について回答するためのトレーニングが不十分であり、特定のトピックに対する回答は理解できないか、あるいは役に立たない。
• 運営費が高い：永遠に無料である可能性は低い。最近、1回の会話につき数円のコストが掛かっていることが明らかにされた。
• テキスト・データセットでしか学習していない：ChatGPTは回答はできるが、人間のそれとは異なり学習データなので、人間のように「感じ」て会話することはできない。

AIの可能性を探っているところなら、先にご案内した代替ツールを3つほど試してみて欲しい。そこに嬉しい驚きが見つかるかもしれない。

出所：tech.co Best ChatGPT AI Alternatives You Need To Try in 2023