Z世代クリエイターに人気、Fanfixとは?その特徴を紹介

Z世代クリエイターに人気のFanfix
Z世代クリエイターに人気、Fanfixとは?その特徴を紹介
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(以下は、Tech CrunchのFanfixに関する記事を翻訳編集したものであり、元の記事・内容について当社が独自に制作・発信しているものではございません。)

Z世代のクリエイターは、Fanfixを利用して、コンテンツの収益化とファンとの交流を行っている。

Adobe調査では、Z世代クリエイターの45%がコンテンツ収益化を希望しているとのこと。しかし、Metaが毎月のボーナスプログラム「Reels Play」を廃止、TikTokが禁止される可能性があるなど、最近の大手ソーシャルメディアを取り巻く環境は不安定に見える。

Z世代のクリエイターの60%がTikTokを利用してコンテンツを収益化しているとの調査結果もある。

Fanfixは、Z世代のGen Zのクリエイターに焦点を当て、クリーンなコンテンツのみを許可する。目下の競合はPatreonで、この定額制コンテンツ収益化プラットフォームでは、インフルエンサーがフォロワーから直接お金を得ることが出来る。

同アプリは、3,000人のクリエイターを含む1,000万人以上のユーザーを抱えており、うち、アクティブなクリエイターの平均年収は7万ドルとなっている。

2023年4月時点で、同プラットフォームはクリエイターに累計は1,100万ドルの報酬を支払っており、年末には5000万ドルに達する見込みだという。

共同設立者のハリー・ゲステトナーは、2024年第1四半期までに黒字化する見込みだと語っている。
立ち上げから僅か2年の会社、特にクリエイターに特化したスタートアップの成功が難しくなっている現在の経済状況において、この数字は注目に値する。

画像提供: Fanfix

Fanfixは、クリエイターがメンバー制を作り、ペイウォールを設定し、ペイウォールの向こう側にコンテンツを投稿することができるWebアプリケーションで、クリエイターが5~50ドルの範囲で購読料金を自由に設定できる。

クリエイターは、ファンが3~500ドルを支払うことでお気に入りクリエイターと個人的にチャットできる有料メッセージ機能「Tip-to-DM」などの機能により、さらに多くの収入を得ることができる。

また、Fanfixは最近、1回限りの購入機能や、クリエイターが購読者全員に一斉に連絡を取ることができるメッセージブラスト機能を開始したほか、1対1の通話、パーソナライズド・ビデオ、ライブストリーミングなどの機能を予定している。

さらに、分析ダッシュボードにより、ユーザーは収益や購読者数などのパフォーマンス指標を追跡することができる。これは、クリエイターがブランドと指標を共有し、うまくいけば機会を得ることができるという場合に便利なツールになる。

画像提供: Fanfix


Fanfixは20%の手数料収益を得ている。これは、手数料10%の競合Fanhouseに比べれば、少し高い。Patreonでは、クリエイターがいずれかの定額制プランに登録する必要があり、5%から12%の範囲で月額料金を徴収している。

Fanfixは手数料を引き下げる予定はないが、支払手数料などの隠れた手数料がなく、競合他社よりも透明性が高く、質の高いサービスを提供している、と創業者ゲステトナーは語る。

サイモン・ポンパン(左)ハリー・ゲステトナー(右) 画像: Fanfix

共同創業者のハリー・ゲステトナーとサイモン・ポンパンは、高校時代からの友人で、大学に通っていた2021年8月にFanfixを立ち上げた。立ち上げ間もなく、Vineのスター、キャメロン・ダラスが加わった。

Fanfixのアイデアはゲステトナーの従兄弟がTikTokで大爆発し、数千万ビューを獲得しながらも収益化できなかったことから生まれた。彼らは、多くのクリエイターが収益化に苦労していることを知った。

一般的に、クリエイターエコノミーは、駆け出しのクリエイターがフルタイムで生活費を稼ぐにはリスクが大きすぎる。安定した収入源となるブランド契約にはなかなか至らないためだ。

そこで、クリエイターがブランドやエージェント、スタジオ、レコード会社に頼ることなく、忠実なファンから直接マネタイズできる方法の必要性を認識した。

Fanfixのターゲット層は13歳から24歳なので、プラットフォームには厳しいコンテンツガイドラインがあり、ヌードはもちろん違法行為を助長するコンテンツは禁止している。

また、18歳未満のユーザーやクリエイターを保護するため、レポート機能や24時間365日プライベートメッセージを監視するモデレーター、1日2回クリエイターのアカウントを確認するなどの安全対策も行っている。

「セーフモード」機能を利用すれば、クリエイターの年齢に関係なく、機会ではなく人間がメッセージをチェックしてくれる。このプラットフォーム全体が人の手によって管理されているのだ。

Fanfixは、フォロワー数が1万人以上のクリエイターのみを受け入れており、Fanfixの「ブランドイメージ」に合致し、コンバージョンが可能であることを条件としている。

22歳のコンテンツクリエイターであるSavannah Rae Demersは、このプラットフォームで10万ドル近くを稼いだという。
同社によると、このプラットフォームでは、クリエイター1人あたり平均約200人のFanfix購読者がいるとのことだ。

「ブランドとの取引だけでなく、舞台裏を記録する場があるというのは、とても素晴らしいことだと思うわ!それに、自分のフォロワー達とチャットで交流できる場があることは、私にとって特別なのです。」ととあるクリエイターは語る。

創業者コンビは、2022年6月、FanfixをSuperOrdinaryに8桁の金額で売却した。
SuperOrdinaryは140以上のブランドと提携、独自のECプラットフォーム「GalaGala」を持ち、クリエイターが厳選したブランドを取り揃えている。

いずれは、FanfixのクリエイターがSuperOrdinaryとコラボレーションして、自身のオンラインストアで商品を販売することも可能になる。

2022年11月、クリエイターのFanfixページを表示するマネタイズに特化したリンクインバイオのプラットフォーム「SuperLink」を開始した。クリエイターは広告収入の46%を得る。

出所 TechCrunch: Thousands of Gen Z creators are using Fanfix to monetize content and interact with fans

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