（以下は、DeseretNewsのソーシャルメディアに関する記事を翻訳・要約編集したものであり、元の記事・内容について当社が独自に制作・発信しているものではございません。）
最近、TikTokやInstagramのリール、あるいは子どもたちの言葉を聞いて彼らが言っている言葉に戸惑ったことはないだろうか？
もしそうなら、それはあなただけではない。
2024年、スラング（俗語）に大きな波が押し寄せている。
ここでは、世間で使われるようになった最新の言葉を紹介しよう。
2024年スラングTOP10
” Mid “
「Mid」は「中間」や「ぬるい」、「微妙」、「まあまあ」といった意味でつかわれる。
可もなく、不可もない様子を指す。
使い方の一例は以下の通りだ：
“How was that test?” 「テストどうだった？」
“I did pretty mid on it.” 「まあまあって感じだった。」
“What do you think of the new song?” 「新しい曲どう思った？」
“I thought it was mid.” 「微妙だったね。」
「Mid」は特にポジティブでもネガティブでもない、注目に値しないものを指すときに、中立的に使うことができる言葉だ。
これは、Z世代の物事に対するの冷淡な態度を完璧に表現しており、「どちらにも感じない。まさに『Midの中のMid』だというように表現できます」と、研究者のアイーシャ・M・マリクは「Among the New Words」という論文内で述べている。
” Bussin’ “
「Bussin’」は「bussin」や「bussin’」と表記され、何かが素晴らしい、最高、またはとても美味しいことを表すスラングだ。
特に食べ物に対してよく使われる。
「Bussin’」の使用例：
“That was a great trip. It was really bussin’.” 「素晴らしい旅行だったね。本当にbussin’だった。」
“You did an excellent job on the meal. It was bussin’.” 「料理、すごく上手だったね。めっちゃbussin’だったよ。」
「Bussin’」という言葉は、実は数年前から使われていたが、Todayによれば2024年に英語の語彙の中でその地位を固めたという。
2年前には、ラップアーティストのNicki MinajとLil Babyが「Bussin」という曲をリリースし、この言葉の流行するきっかけとなった。
” Skibidi toilet “
「Skibidi」とは一体何を意味し、なぜ「toilet」と続くのか。
その背景は他の言葉と比べてもかなり奇妙なものだ。
Forbesによると、「Skibidi toilet」のルーツは、2023年にYouTubeで公開された奇妙なアニメーションミュージックビデオに遡る。
このミュージックビデオでは、Timbalandの「Give It To Me」とBiser Kingの「Dom Dom Yes Yes」のマッシュアップがよく使われる。
このマッシュアップの「so give it to me, give it to me」というセリフは、再生速度を上げると「Skibidi（スキビディ）」のように聞こえるため、この言葉が広まったとMashableは報じている。
「Skibidi toilet」はα世代（2010年代初頭から2020年代前半に生まれた世代）の間で大人気だが、その奇妙な語源から他のスラングよりも非難を受けている。
「Skibidi」という言葉の奇妙なところは、実は決まった意味がないことだ。
TikTokでEtymology Nerdというアカウントを運営しているAdam Aleksicは、「普通の単語と違って、どこでも形容詞として使うことができる」と語っている。
あなたの子供たちが「Skibidi toilet」をどういう意味で使っているのかを知るには、子供たちに直接聞いてみるしかない。
” Rizz ” もしくは ” rizzler “
「Rizz」という言葉は2023年にオックスフォード辞典の流行語大賞に選ばれたもので、他のスラングよりも少し古いものだが、現代語として定着しているため注目に値するとUSA Todayは伝えている。
「Rizz」は「charisma（カリスマ）」の略で、人を魅了する能力や、恋愛においてカリスマ的な魅力を発揮することを指す。
この言葉は主に若者の間で使われており、魅力的な人を「Rizzler」と呼ぶこともある。
「Rizz」の使用例：
“Why did you go out with him?” 「なんで彼とデートしたの？」
“He is an excellent rizzler.” 「彼はRizzlerなの。」
“I’ve been working on my rizz so the date goes well.” 「デートがうまくいくように、Rizzを磨いてるんだ。」
” Delulu “
「Delulu」は「delusional（妄想的）」の略で、妄想的な人を指す非常に人気のあるフレーズ、とLaterは伝えている。
「Delulu」は、特に恋愛関係に関して妄想的な状態を表すのに使われることが多く、Instagramのリールなどでこの言葉が広まりつつある。
「Delulu」の使用例：
“I thought he would text me, but I was just delulu.” 「彼がメッセージを送ってくると思ってたけど、ただの妄想だったよ。」
“This is giving me hope. It’s making me delulu.” 「これ、希望が湧いてきて、ちょっとDeluluになりそう。」
” The ick “
「The ick」を誰かに与えてしまうと、その関係は悪化の一途をたどっていると考えて間違いない。
「The ick」は、相手をちょっと気味悪がらせたり、不快にさせたりして、相手のあなたに対する最初の好意的な感情が 「反転 」したことを意味すると、The Guardianは報じている。
「The ick」は現代の語彙にしっかりと根付いており、「guywiththeicklist」というInstagramアカウントが、社会で新たに「ick」とされるものを知りたがるフォロワーたち70万人以上を集めている。
これまでにこのアカウントは521回投稿しており、つまり、誰かに「The ick」を与える方法がすでに521通りあるということだ。
https://www.instagram.com/reel/C-v7NgRoZH7/?utm_source=ig_web_button_share_sheet
” Pookie “
「Pookie」は、このリストの中でも特に優しい言葉だ。
Fox 59によれば、「Pookie」は親しい友人や大切な人、恋人など特別な人を指す愛称として使われている。
この言葉は、相手に対する愛情や親しみを込めて使われる表現だ。
Queen’s Journalによると、「Pookie」は1900年代のドイツ発祥で、親たちが自分の子どもを指すのに使っていた。
現代では、カップルがInstagramで広めている言葉だ。
インフルエンサーのJett Puckett氏は、妻のCampbell Hunt Puckettのことを頻繁に「Pookie」と呼び、彼女の服を褒めたり、ベッドで朝食をサプライズで用意したりと、彼女のために尽くしている。
パケット夫妻は最初、下品に見えると評判になったが、フォロワーたちはすぐに彼らの愛に惚れ込んだ。
「Pookie」の使用例：
“I love you, pookie.” 「愛してるよ、Pookie」
“You are my pookie and I care for you.” 「あなたは私のPookieです。」
” Let them cook “
「Let them cook 」というのは、the Daily Dotによれば、誰かに何か素晴らしいことをやり遂げるための場所や時間を与えることだ。
「Cooked」は、何か非常に印象的なことを成し遂げた状態を指す。
一方、「cook」されている人は、疲れ切っているか、圧倒されているか、はたまた絶望的な恋をしている状態を指す。
「Let them cook 」の使用例：
“I’m not sure his painting is going to turn out too well.” 「彼の絵がうまくいくとは思えない」
“Shh, let him cook.”「しーっ、彼に料理させてあげて」
“I’m in love with her but I don’t know if she loves me back. I’m cooked.” 「僕は彼女に恋しているが、彼女が僕を愛しているかどうかはわからない。」
スラングはどこからきたのか？
スラングは、昔から若者文化の重要な一部を占めていると、PBSは語る。
その多くはソーシャルメディアプラットフォーム、特にTikTokやInstagramを通じて広がっている。
新しいトレンドが生まれると、それらの用語は特に中学校、高校の生徒から生徒、友人から友人へと伝わり、広まっていく。
20代になると、このような急速に進化する用語についていけなくなることが多い。
出所：https://www.deseret.com/lifestyle/2024/07/01/gen-z-slang-tik-tok/
